清風ニュース

2017年8月の記事一覧

東日本大震災ボランティア・事後学習(その1)

こんにちは。
予定通り今日から本格的な事後学習が始まりました。

かべ新聞の作成,9月1日の始業式後に行われる報告会のスライド作成,礼状作成と3年生ががんばっています!



ボランティアに行くことよりも,実はこの事後学習がとても重要です。
というのも,行っただけでは,何を体験したのか,自分はどう感じたのかなどについて十分に「消化」しきれなかったり,忘れたりしてしまうんです。

そして,前回お伝えしたように,このボランティアを就職活動に活かそうとしている生徒もいます。彼女の志望している会社のモットーとボランティアを通じて学んだ「相手を思う気持ちの大切さ」を結びつけて就職試験に臨もうとしているんです!

これから31日まで毎日取り組んで,9月1日にみんなに披露します。

東日本大震災ボランティア(その5)

こんにちは。
引き続き昨日のようすをお伝えします。

すべての見学を終えて昼食です。
仙台といえば牛たん。ということで,昨年に引き続き伊達の牛たん本舗・東インター店で牛たん定食をいただきました。生徒が撮影した写真とコメントを紹介します。

「人生初の牛タン!おかわり3杯!」

このコメント,女子なんです! いやー,みんなよく食べてました。






「焼きたてを味わってほしい」。そんなお店の配慮から,ごはん茶碗,とろろ,漬け物はあらかじめテーブルにセットしてありました。そんなとき,驚きの光景が!!
メインの牛たんが届く前に,各テーブルにおひつに入ったご飯がやってくると,多くの生徒が牛たんの登場を待ちきれず,とろろご飯で食べ始めているではありませんか! しかも,生徒だけでなく何と引率の長島先生まで!!


食事を満喫したわれわれ一行は,心もお腹も満たされて仙台市を後にしました。

通常,東北道経由で埼玉に帰るのですが,圏央道が常磐道と接続したことから,仙台東部道路-常磐道を通って帰ることにしたんです!
実は,ボランティアに出かける前に,清風高校で放射線量を計っていました。常磐道の浪江インターチェンジで高速を下り,国道6号線に入ると,「帰宅困難区域」の看板が。


福島第一原発の手前でバスを止め,外に出て放射線量を測定してみました。

1時間あたり0.677マイクロシーベルト。清風高校の最大値である0.095マイクロシーベルトよりもずいぶん高いことがわかりました。
帰宅困難地域の家や建物は,ほとんどが避難してからそのままの状態で放置されていました。また,田んぼや畑は人の手がまったく入らないため,草や木で覆われていました。大震災は津波だけではなく,放射線とのたたかいであることを改めて認識しました。

こうして,1泊2日の東日本大震災ボランティアが終わりました。
現地コーディネータとして,われわれ一行のスケジュール調整や見学先との折衝をしていただきました芳賀正様,南蒲生町内会長の松岡和雄様,南蒲生・おたふく会の北村とみ子様・阿部たか子様,仙台市建設局百年の杜推進部の結城彰彦様・三浦南様,NPO法人都市デザインワークスの岡井健様,南蒲生浄化センターの小野寺修様,仙台市立荒浜小学校で説明いただいた庄子智香子様,せんだい3.11メモリアル交流館の八巻寿文様・花淵みどり様,宿泊でお世話になりましたキャッスルイン仙台様,2日目の昼食でお世話になりました伊達の牛たん本舗東インター店様をはじめ,多くの仙台のみなさまにお世話になりました。本当にありがとうございました。

しかし,これで終わりではないんです。今日,明日で報告集の原稿作成,週明けの28日からは,礼状やかべ新聞の作成,報告会のスライド作成と発表練習が始まります。
そして,今回の経験を就職試験や大学入試に活かそうと考えている生徒もいるんです!
このあとのまとめ学習についても,随時お知らせしていきますので,ご覧下さい。

東日本大震災ボランティア(その4)

こんにちは。引き続き昨日のできごとを報告します。

荒浜小学校見学後,小学校から海岸までまっすぐ伸びる道路を進んで,深沼海水浴場を見学しました。ここはかつて仙台市唯一の海水浴場があった場所で,夏になると多くの海水浴客でにぎわっていたところです。現在でも海水浴場は閉鎖中。まだまだ完全に元通りにはなっていません。当日は,海岸のゴミ拾いのイベントが開催されていました。


さて,ここには「荒浜祈りの塔」が建立されています。

観音様の高さは,深沼を襲った津波とほぼ同じ高さの9m。写真右側の慰霊碑には荒浜地区で亡くなった200名近くの犠牲者の名前と年齢が刻まれています。
年齢を見ると,圧倒的にお年寄りの方が多いんです。荒浜小学校でお話しを伺った庄子様によると,経験上,貞山運河(ていざんうんが)を越える津波は来ない,ましてや県道10号線を越える津波は来るはずがない。仙台市が作成したハザードマップでも,貞山運河を過ぎれば内陸側には津波の被害はないとされていたそうです。意外にも津波に対する危機意識は低かったと聞きました。
そのため,荒浜小学校に避難したにもかかわらず,通帳や着替えなどを取りに自宅に戻ったときに津波に遭い,亡くなった方が多かったそうです。何ごとも「経験」は大事ですが,経験だけですべてが解決するわけではないことを改めて感じました。何しろ今回の津波は400年に一度なのですから。

また,ここにはかつて多くの家と松林が広がっていました。その痕跡を今も見ることができます。


しかし,昨年と変わったことが一つ。海岸堤防が完成していたんです。この海岸堤防の高さは7.2m。津波を受け止める第一段階の防波堤です。


深沼海水浴場を離れ,次に向かったのは名取市閖上(ゆりあげ)地区。
ここの集落の復興は,お世話になった仙台市南蒲生地区とは大きく異なります。
南蒲生地区では,海岸堤防と県道10号線のかさ上げ道路(東部復興道路)という二つの防波堤で津波の被害を最小限に食い止めるというコンセプトのもと,その場所にそのままの形で集落を再建しています。
一方,閖上地区では集落があった地域全体を数mの盛土でかさ上げし,その上に集落を再建しようとしています。現在,災害公営住宅の一部が完成しています。このように地域や自治体によって集落の再建方法に大きな違いがあることを知りました。しかし,残念。現地での説明に夢中で,写真を撮影するのをすっかり忘れていました。

一方,閖上港は昨年とあまり変わっていませんでした。
現在,しらす漁の最盛期。港ではしらすを追い込む網の修理をしている漁師の方が働いていました。

閖上地区から仙台市に戻る途中,県道10号線に沿って建設中のかさ上げ道路(東部復興道路)の工事現場がよく見えました。


この道路,先ほども説明したように,津波から仙台市を守る2本目の防波堤の役割を担っています。仙台市では,この道路よりも海側は「危険区域」として,原則として住宅の建設を禁止しています。

そして,最後に訪問したのがせんだい3.11メモリアル交流館です。
はじめに館長の八巻寿文様より,さきほど見学した荒浜地区の津波前後の地域の変化について説明していただきました。その後,2階に上がり,荒浜地区で暮らし,津波当日も荒浜地区の老人介護施設で働いていた花淵みどり様から震災から復興へのあゆみを中心に説明していただきました。

こちらでは,これまでに見てきたこと,聞いたことをおさらいすることができました。
また,展示物もユニーク。生徒はよく気がつきます。仙台といえば七夕。写真を撮影した生徒のコメントは「心に残る短冊」。「人が死なないこと」と書いてあります。また,津波で大きな被害をうけた仙台市東部地区の昔のにぎわいを地図にした展示もあります。

東日本大震災ボランティア(その3)

おはようございます。
昨日の19:40,無事に清風高校に帰ってきました。
では,昨日のようすをお伝えします!

ホテルを8:30に出発してはじめに訪問したのは,南蒲生浄化センターです。
担当の小野寺修様から震災当時の状況や現状についてご説明いただきました。


南蒲生浄化センターは,仙台市の下水の約7割を処理する施設です。太平洋に面しているため,津波の直撃をうけました。地震による停電の中,自家発電による電源復旧後,津波警報発令を確認し,職員・作業員の方101名は管理棟屋上に避難。津波到達を自らの目で確認しました。その屋上に上がりました。


生徒は事前学習の中で,当時の職員の方が撮影した動画を視聴してから当地に来ています。説明を聞くだけでなく,質問も活発に行われました。
また,昨年とは違った風景も。被災後,仮復旧していた下水処理施設が取り壊され,新施設が完成していたんです。


さらに,津波で破壊された七北田川(ななきたかわ)河口の堤防も完成間近であることも確認できました。


その後,津波の直撃をうけた第三ポンプ場を見学しました。

正面からの写真ではわかりづらいですが,建屋の横から撮影した写真だとわかりやすいかもしれません。建屋の壁が内側に約50cmへこんでいるんです!
震災後6年経過した今,仙台市に残る数少ない震災当時の建物です。現在は鉄骨だけで
建屋が支えられている状況とのこと。震災遺構としてぜひとも保存してほしいものです。

また,第三ポンプ場の脇には,仙台市内から流れてきた下水を放流するバルブもあります。

このバルブ,津波の翌日,津波警報発令中にもかかわらず,職員の方々が決死の覚悟でハンドルを手作業で回したんです。というのも,震災後も仙台市内からは絶え間なく下水が流れていたんです。このまま放っておくと,下水は市内にあふれてしまう。電源が失われているなかで,手動でバルブを操作できるハンドルを何度も回して,仙台のまちが下水まみれになることから防いだんです! ちなみにハンドルを100回回してもバルブは1cmしか開かないそうです。職員の方々の仕事に対する使命感と責任感を強く感じました。
最後に,第三ポンプ場の津波の直撃をうけた壁の前で集合写真を撮影して,南蒲生浄化センターを後にしました。


つぎに訪問したのが旧荒浜小学校です。
昨年までは立入禁止で,敷地の外側からのみ見ることができましたが,今年は校舎内部の見学ができるようになっていました。こちらでは,荒浜地区で何代にもわたって生活してきた庄子智香子様に案内していただきました。

荒浜小学校への津波到達は15:55。地震発生から約70分後です。震災当日は,児童約70名,地域住民の方が約240名,合計320名の方が避難していました。津波は2階にまで到達し,海側の窓からもがれきや海水が入ってきました。

校舎内部に入ると,津波の被害があらわに。天井は流れ込んだ海水によって剥がれています。


屋上に上がると,周りには何にもない風景が広がっています。でも,震災前は全然違うんです。古くから半農半漁の集落と,荒浜の恵まれた自然を求めて新しく引っ越してきた方などたくさんの人々が暮らしてきた場所。仙台市唯一の海水浴場,海岸に沿って松林,伊達政宗が開削した貞山運河(ていざんうんが)には多くの漁船が,そして古くからの家と新しい家が密集する地域,それが荒浜だったんです。


最後に集合写真を撮影して,荒浜小学校を後にしました。

東日本大震災ボランティア(その2)

おはようございます。
今朝6時15分の朝食にも全員元気に集合しました。

さて,昨日夜の「交流会」についてお知らせします。
「交流会」とは,南蒲生の住民の方々とわれわれが夕食(バーべQ)を通じて,食事をしながらいろいろなお話をさせていただく会のことをいいます。まず南蒲生町内会長の松岡様からごあいさつをいただき,こちらからは団長の畑中くんがあいさつをして始まりました。



地元の方からいろいろなお話を聞けました。「震災のときどこにいましたか?」,「津波が発生したときの避難の様子を教えてください」,「家のどこまで津波が来たのですか?」など,生徒はたくさんのことを知ることができました。
さらにうれしいことが。地元の「おたふく会」のみなさまが,われわれのためにブローチを作ってくださいました!


今日はみんなでいただいたブローチをつけて,見学することになっています。
おいしい料理,たくさんのお話,最後に記念のブローチまでいただき,名残惜しいなか交流会を終えました。

南蒲生のみなさま,本当にありがとうございました。

今回の宿泊は,南蒲生に近いキャッスルイン仙台様にお世話になりました。
ホテル帰着後,ホテルのご厚意で食堂をお借りし,ミーティングを行いました。


1日目のボランティアと交流会を振り返りました。はじめに各自で,続いてグループでの意見交換,最後に全体発表の順に行い,みっちり1時間。
いろいろな考えや思いをみんなで共有できました。

東日本大震災ボランティア(その1)

こんばんは。
今日と明日の1泊2日で仙台市東部の宮城野区南蒲生地区を訪問し,ボランティアと津波被害からの復興について学んでいます。
雨も心配されましたが,普段の心がけが良いせいか,まずまずの天候にめぐまれました。
実は,仙台をはじめとして東北地方の太平洋側は有名な「やませ」の影響で,8月に入ってから天候に恵まれず,イネの生育がとても心配されているんです!

さて,7:30に学校を出発し,12:00に仙台到着。最初にサーフィンで有名な蒲生の海岸を見学しました。

今日も多くのサーファーの方が楽しんでいました。でも,震災に伴う津波によってこの海岸も大きな被害を受けたんです。

そして,いよいよボランティアです。はじめに,仙台市役所建設局百年の杜推進部の結城彰彦様から仙台市東部の宮城野区から若林区にまたがる広大な海岸公園の概要を,続いて三浦南様からは仙台市が推進する「ふるさとの杜再生プロジェクト」の説明をしていただきました。


仙台市の東部地域は,海岸にはマツなどの防災林,集落には「居久根」(いぐね)とよばれる屋敷林が地域を特徴づける風景の一部となってきました。しかし,津波によってこうした風景が失われてしまいました。
そこで,今回のボランティアでは,今年6月に植樹したばかりの幼木の手入れをさせていただいたんです!
仕事は二つ。幼木なので雑草と間違わないように目印となるテープを木にくくり付けること。もう一つは,幼木の周りの草取りです。これらの仕事をみんなで手分けして行いました。



途中から日差しもあって蒸し暑ったですが,当初,予定していた以上の800㎡の手入れも無事完了。最後に集合写真を撮影して現地を離れました。
実働2時間半のほんのわずかなお手伝いでしたが,作業終了後,自分たちが手入れしたところを振り返って見たとき,多くの生徒は達成感や充実感を感じることができたと話していました。
このようなボランティアをコーディネートしていただいた仙台市役所のみなさま,地元在住の芳賀正様,本当にありがとうございました。

第1回学校説明会開催

8月5日(土)第1回学校説明会を西市民センターにて開催しました。
受付の様子受付の様子受付の様子受付の様子

いつもの学校での説明と違った雰囲気の中で説明会を開催できました。
会場の様子説明会の様子

もちろん、生徒会メンバーによる学校生活などについても話をさせて頂きました。
生徒会から生徒会から学校の様子を説明説明会後は体験部活動へ

第2回学校説明会も今回と同じ鶴ヶ島市西市民センターにて開催します。
次回も多くの方のご参加をお待ちしております。
※西市民センター地図(googlemap)